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地質汚染(土壌汚染)調査

調査から対策まで:フェイズ2

汚染概況調査

既設井の調査

地下水汚染は長年蓄積された有害物質によって引き起こされます。当社は、汚染地下水が検出された井戸とその周辺の水質検査を行うとともに、井戸の構造・水位・使用頻度などを調査し、汚染の平面的広がりや深度から汚染源と汚染規模の概況を推定します。

水文地質調査

汚染された地下水の分布、汚染された地層などを推定する調査です。地質図・ボーリング柱状図・既設井戸資料をもとにした調査と現地調査を組み合わせ、地下汚染対象地周辺の地下地質構造や地下水の容器ともいえる帯水層の分布を推定します。

事業所調査

既設井の調査や水文地質調査と並行して、汚染事業所の実態調査を行います。事業所で使用している薬品の種類・量・使用方法、貯蔵所、廃液処分方法など汚染に関わる要素を詳しく調査し、どこに原因と問題があるかを探ります。

表層汚染調査

表層汚染調査結果図

揮発性有機塩素化合物は、一般に、液状で粘性が低く移動性があるため、汚染が拡大しやすいという特徴を持ちます。しかし、その一方で揮発性が高いため、表層付近の地下空気の汚染濃度を測定することで、汚染物質の有無の確認や地下浸透部の確定などができる特性をもっています。この特性を利用した調査は、まず調査対象地に格子を設定し、格子交点にボーリングバーで孔を開けて表層地下空気を吸引し、この表層地下空気に含まれる汚染物質濃度を検知管またはポータブルガスクロマトグラフによって測定し、表層汚染域の広がりを解析するもので、汚染源を特定する際の有力な資料となります。この調査方法は、当社が所属する関東天然瓦斯開発グループが長年の実績をもつ天然ガス調査法を応用したもので、揮発性有機化合物を対象とした簡易調査法として全国的に知られている調査方法です。
重金属等の調査は、上記の揮発性有機化合物を対象にした簡易調査法とは異なり、汚染物質が水に溶けにくく、かつ土壌に吸着しやすいため、汚染物質の移動は揮発性有機塩素化合物と比べると小さいという特徴を持っています。重金属等の調査では、調査対象地の土壌汚染の概況を把握するために土壌試料を採取し、採取した土壌で、公定法による溶出量及び含有量の汚染物質濃度を測定して、汚染地点の特定を明らかにするための有力な資料とします。

この2つの調査結果から汚染の平面的広がりや濃度を推定・評価していきます。

一方、簡易調査法としては、揮発性有機化合物を対象としたものが全国的に知られています。これは、当社が所属する関東天然瓦斯開発グループが長年の実績をもつ天然ガス調査法を応用したもので、まず推定される汚染源周辺にボーリングバーで孔をあけ、表層地下空気を吸引します。この表層地下空気に含まれる汚染物質を検知管またはポータブルガスクロマトグラフによって測定し、高濃度表層汚染域の広がりと濃度を分析して汚染源をその場で突き止めることができます。

【検知管法】
検地管法

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