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天然ガスって何?
天然ガスとは、広義には天然に産するガスの総称であり、可燃性天然ガスと不燃性天然ガスとがありますが、通常は可燃性天然ガスを指します。その特徴は、炭化水素を主成分としていることです。
可燃性天然ガスは、その存在している状態により、構造性天然ガス、炭田地帯で産出する炭田ガス、地下水に溶解して存在する水溶性天然ガス等に分類されます。
大自然の不思議な営みからできる水溶性天然ガス
当社が開発している水溶性天然ガスは、地中に埋もれた有機物が微生物によって分解されて生まれたメタンガスです。このような有機物は、第四紀と呼ばれる地質時代(氷河期が始まり、人類が出現したころ)に堆積した動植物と推定されています。
このようにして生成されたメタンガスが、長い時間をかけて地層中の水に少しずつ溶けこみ、濃度を増していったものと思われ、そのメカニズムと費やした時間は私達の想像をはるかに超えるもので、大自然の不思議な営みのひとつと言えるでしょう。
千葉県で産出される水溶性天然ガスの特長は?
日本の主な水溶性天然ガス鉱床は、地域的には、新潟県、千葉県、宮崎県、沖縄県等に分布しており、特に千葉県においてその開発が盛んです。当社が開発しているガス田は、南関東ガス田と称され、生産量、埋蔵量ともに日本の水溶性天然ガス田の中で最大の規模を誇っています。
この南関東ガス田から産出される天然ガスは、メタンが約99%を占め、一酸化炭素や硫黄分等をほとんど含まないクリーンエネルギーで、熱量が高く、きわめて効率的なエネルギーとして都市ガス等に広く利用されています。
現在、千葉県で産出される水溶性天然ガスは、家庭用に換算すると約100万世帯に都市ガスとして利用されており、これは、千葉県内の都市ガス需要家数のおよそ50%に相当します。
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