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水中TVカメラ調査

井戸の中を見る

坑井の改修工事や各種作業を効率的に行うには、坑井内の状況をいかに正確に判断できるかどうかが最大のポイントとなります。当社の「水中テレビカメラ調査」は、水中テレビカメラを坑井内に降ろし、ケーシングの目詰まりや腐食、破損の状態をカラーモニターテレビで写し出すことにより効率的な坑内作業を実現します。従来のように、各ワイヤーラインサービスのデータをもとにした間接的な調査でなく、井戸の内部を直接あなたの目で視て確認できます。

観測映像例

ケーシング腐食穴
ケーシング腐食穴
カップリングネジ露出部
カップリングネジ露出部
丸孔巻線型ストレーナー
丸孔巻線型ストレーナー
5 2/1インチストレーナー(孔明管)
5 1/2インチストレーナー
(孔明管)

ケーシングの破損
ケーシングの破損
8 1/2インチケーシング
8 1/2インチケーシング
小口径カメラ 大口径カメラ

外径60mmのスリムなカメラで、3インチ以上の口径であれば深度1300mまで観測できます。坑内の真下を視る「直視観測」と側面を視る「側視観測」の両方が可能です。側視観測はモーター駆動によるスライドミラーを利用して行います。

小口径カメラ

外径110mm、耐水圧8Mpa2に設計された水中テレビカメラです。切替式の「直視専用カメラ」と「側視専用カメラ」の2機を装備しています。直視観測ではカメラの直下を確認することが可能で、坑井でのケーシングの変形や障害物、埋没状況がひと目でわかります。

大口径カメラ
カメラ仕様※アタッチメント装着時
外径 60mm 外径 110mm
全長 1330mm 全長 840mm
耐水圧 13Mpa 耐水圧 8Mpa
使用温度 -5~50℃ 使用温度 -5~50℃

ご利用にあたって

1) 

水中テレビカメラ調査の実施に当り、お客さまにガイドシーブを吊り下げる三脚、櫓、もしくはクレーン車などの設備をご用意いただきます。

2) 

テレビカメラは、坑井内の流体の透明度が高いほど鮮明な画像が得られます。そのため、坑内に清水を注入していただく場合もあります。注入量はできる限り多いことが望ましく、最低でも観測深度分の坑内容積が必要です。

3) 

観測は坑口を開放状態にすることが条件となります。

4) 

裸孔の場合、泥水を清水に置換していただきます。また、孔の崩壊の恐れがないことを事前に調査させていただく場合もあります。

水中テレビカメラ調査の作業フロー

水中テレビカメラ調査の作業フロー

■事前作業/ガス坑井の場合

1) 

坑口を解放状態にします。

2) 

水中モーターポンプ井は、揚水管とポンプを引き揚げます。

3) 

カメラと同サイズのモデルを坑内に降ろし、観測のための事前調査を実施します。

4) 

坑内水の透明度をチェックします。通常は、より透明度を増すため坑口から清水(観測する深度の管内容積分以上)を注入します。

■調査当日

調査当日
1) 

井戸元(フランジ)にケーブルカウンターセンサーを取り付けます。

2) 

ケーブルシーブを取り付けます。三脚よりもクレーンを使ったほうが作業がスピィーディーに行えます。

3) 

ケーブルカウンターとケーブルシーブにケーブルを通し、ケーブルヘッドにカメラを接続します。続いて地上でカメラのテストを行い、調査に入ります。

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